2021年12月 せいぼだより
今月のみことば
「いつも幸せなほほえみを贈りなさい。あなたがたのこころを贈りなさい。」
(マザーテレサのことば)
2021年も最後の月になりました。子どもたちは、クリスマス会に向けて毎日練習にがんばっています。特に年長さんは、幼稚園最後のクリスマス会で行う聖劇をそれぞれの役を通して、作り上げる喜びを感じながらの準備だと思います。
ひとりの幼子の誕生。その喜びは、まず羊飼いたちに知らされました。普段は、人々と離れたところで生活する、いわゆる弱い立場にある羊飼いたちに喜びの誕生が知らされました。寄り添ってもらいたい存在が、まず幼子イエスに寄り添う、手を差し伸べる存在となったのです。
救い主として来られた方が、羊飼い=弱い立場にある人たちに手を差し伸べてもらったのです。この姿にお互いがかかわること、支え合うことの大切さがあるように思います。
昨年からのコロナウイルスにより、今まで以上に誰かの支えを必要とする人たちが、身近にいるように思います。大きなことはできなくても、今年のクリスマス=幼子のイエスの誕生を、今まで以上に身近な人たちに心を止めながら、何かをもらう喜びよりも、何かを差し出す喜びを感じながら迎えてみてはどうでしょうか。
園長 泉 浩二