2022年5月 せいぼだより

今月のみことば

「見よ 兄弟が共に座っている。なんという恵み、なんという喜び。」

(詩編133)

泉浩二園長あっという間の4月でした。午前保育もあり、なかなかゆっくりとした時間を過ごすこともできませんでしたが、午後保育にも慣れてきた子どもたちの様子も少しずつ変化が表れてきています。不安そうな顔をしていた子が、お友だちと手をつないで遊ぶ姿。自分のクラス以外の子にやさしくするお友だちの姿。反対に月曜日になると登園後に泣き出してしまう姿もあります。同じことの繰り返しでも違った姿を見る機会があります。

同じことの繰り返し? 分からないことをしてもらって、分かるようになった喜びの体験。この喜びを誰かに伝えたい。誰かにしてあげたい。子どもたちの姿にもこの喜びの体験の繰り返しがあるようです。年少児にしてもらったことを、年長児になってしてあげる姿は、まさに体験を通しての喜びの伝授があるように思います。

そしてこの喜び、嬉しかったことを保護者の皆さんにも伝えます。この喜びの分かち合いのときが、一年を通してどれくらいあるかを楽しみにしてください。この「話す→聞く」の繰り返しこそが、子どもたちの成長にもつながると思います。

園長 泉 浩二

聖母だより2022年5月号

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