2023年2月 せいぼだより

今月のみことば

「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」

(ヨハネ13章34節)

泉浩二園長7年前の大雪もちょうど同じころ。幼稚園のB園庭に積もった雪に大喜びのフィジーから来た親子を思い出しました。子どもだけでなく、お母さんも初めて見る雪に興奮し、持っていたカメラで何枚も写真を撮る様子がありました。

突然に訪れる出来事。何らかの準備を通して迎える出来事。結果、喜びも悲しみも違ってくるものです。それどころか喜びは倍に、悲しみは半分になることもあります。親の喜び、先生たちの喜び、お友だち同士の喜び。その喜びは、それを体験した人によって広がっていきます。反対に悲しみは、共感することにより小さくなります。子どもたちの毎日の保育はその繰り返しです。その繰り返し、体験が見えるもの、お友だちを通して、そして見えない神さまとの会話=お祈りを通して、子どもたちは大切なものが身に付いていくように思います。

「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」

一人ひとりがいのちを頂いたものとして、そのいのちを大切にすること(=愛すること、ゆるすこと)が、このことばを生きることにつながっているように思います。

園長 泉 浩二

聖母だより2023年2月号