モンテッソーリ教育とは その1

1870年生まれのイタリアの教育学者であるマリア・モンテッソーリという人が、「モンテッソーリ教育法」というものを編み出すに至った原点には、一つの出来事をめぐる二つの事実がコインの裏表のように存在していました。つまり一方には、子どもが「集中」して取り組んでいる事実、もう一方には、マリア・モンテッソーリという人がその事実をじっくり「観察」し「驚き」「問い」を抱いたことです。

モンテッソーリは、深く集中して活動する子どもの姿を初めて見たとき非常に驚きました。ところがもっと驚いたのは、集中した後に子どもが晴れやかな顔をし、落ち着いていくことでした。深く集中して何かに取り組んだ後には、子どもが良い状態に変わっていくのを何回も目撃したのです。それだけではありません。その事実に注目しているうちに、もう一つわかっていったことがあります。 大人には信じられないくらい子どもは同じことを何回も根気よく繰り返し、そうしながら深く集中していくのでした。さらにわかったことは、子どもは「これをやりたい!」と自分の意志で自由に選んだことでなければ何回も繰り返さないということでした。集中してとことんやると、「これで終わり」とか「すんだ」と言って自分からやめます。 このような状態を何回も目撃しているうちに、子どもには一つの法則があることに気づきました。「活動のサイクル」です。それは、以下のような四つのステップをもつ一連の活動のことです。

【自由に選ぶ】⇒【繰り返す】⇒【集中する】⇒【達成感をもって自分からやめる】

 ・・・つづく・・・

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